年収の高さは、今後の将来を左右する大事なポイントです。
診療情報管理士の場合、平均年収は約440万円前後といわれており、他の業種の平均年収と同程度の数字に落ち着いています。
電子カルテなどのIT技術を活かしたシステムを運用するうえで欠かせない存在であるため、今後平均年収が大きく上がる可能性も十分あるでしょう。
ただ、診療情報管理士であれば誰でも440万円前後を稼げるというわけではなく、実際の年収にはかなり個人差があります。
年収は、働き先によってかなり異なります。
基本的に、診療情報管理士は総合病院などの大きな病院で働く形になりますが、病院の規模が大きいほど給料も上がるとは限りません。
さらに、病院の所在地も関係するもので、基本的に都会に近いところは給料が高め、地方は給料が安めに設定されている傾向にあります。
だからといって都会の病院の方が優れているというわけではなく、都会は家賃も高めで生活費がかかりやすいため、給料が高くても生活が楽とは限りません。
逆に、地方は生活費を抑えやすく、給料が安めであっても生活しにくいとは限らないわけです。
そのため、年収を最も重視するのであれば都会の病院を狙うのが無難です。
先に書いた生活費などの問題があるため、都会の方が貯金しやすいとは限りませんが、年収を重視するのであれば働く場所もしっかり吟味したいところです。
特に都会は人口の多さにより、患者さんの数が多く、バタバタすることが増える傾向にあります。
こうした背景も踏まえたうえで、どこで働くかを選ぶようにしましょう。